ホームページの表示にかかる速度はかなり重要です。
サイト訪問者がどうしてもそのサイトでないと認識しているような状態でない限り、検索エンジン経由などで来た訪問者がサイトの表示に何秒も待っていてくれません。
なぜなら、諦めて他のサイトにいけばよいだけだからです。
WordPressブログにおいては、サイトの表示に時間がかかる場合の要因の1つとしてプラグインの入れすぎということが可能性としてあります。
そこで今回は、WordPressブログに導入しているそれぞれのプラグインがページの読み込み時間にどれくらいの影響を与えているかを測定することのできるWordPressプラグイン『P3(Plugin Performance Profiler)』のインストール方法と使い方について画像を用いて丁寧に解説していきたいと思います。
P3(Plugin Performance Profiler)でできることと導入の必要性について
WordPressでは、無料で使える様々なプラグインが充実しているため、プラグインを導入すれば、見栄えのよい、ユーザビリティに優れた、管理上も便利なものへとカスタマイズすることが出来ます。
しかしながら、いくら便利だからといって、何でもかんでもプラグインを入れていると、いつの間にかサイトの表示速度に大きな影響を与えてしまうことがあります。
今回ご紹介している『P3(Plugin Performance Profiler)』プラグインでは、ページの表示にそれぞれのプラグインがどれくらい影響を与えているかを簡単に測定することが出来ます。
サイトの表示速度には、扱っている画像ファイル等のサイズやサーバー側の問題等様々な要因がありますが、測定結果から真に必要でないプラグインであれば、無効化したりアンインストールするなどできる可能性がありますので、一度試してみてはいかがでしょうか。
P3(Plugin Performance Profiler)のインストール方法
WordPressへのログインとプラグインの新規追加
WordPressにログイン後、『プラグイン』⇒『新規追加』をクリックします。
検索窓に『P3』と入力し、Enterキーを押します。
検索結果に表示された『P3(Plugin Performance Profiler)』のところの『いますぐインストール』をクリックします。
『OK』をクリックします。
プラグインの有効化
『プラグインを有効化』をクリックします。
P3(Plugin Performance Profiler)の使い方
管理画面の呼び出し
左メニューから『ツール』⇒『P3 Plugin Profiler』をクリックします。
スキャンの実行
『Start Scan』をクリックして、スキャンを開始します。
※『Start Scan』の下の『Advanced Settings』から詳細設定を行えますが、特に設定変更しなくても使用可能です。
『Auto Scan』をクリックします。
スキャンが実行されますので、終わるのをまちます。
プラグイン数等によっては、それなりに時間がかかるかもしれません。
私の環境では、このとき、2分弱程度かかりました。
スキャンが終わりました。
『View Results』をクリックして、結果を表示します。
スキャン結果の見方
スキャンが終わって、下記の画像のように結果が表示されています。
グラフが表示されていますが、これは、それぞれのプラグインがページの読み込みに占める時間が円グラフになっています。
グラフの上に下記のような意味を持つ数値がそれぞれ示されています。
Total Plugins:
⇒有効化されているプラグインの数
Plugin Load Time:
⇒プラグイン読み込みに係る秒数
Plugin Impact:
⇒プラグインがページ読み込みに影響する割合
MySQL Queries:
⇒MySQLにクエリを要求した回数
感覚的な問題ですが、『Plugin Load Time』が1秒未満でしたら、特に見直す必要はないのではないでしょうか?
(もちろん、総ロード時間との兼ね合いにもよりますが)
基本的に、このプラグインもそうですが、常時有効化しておく必要性はなく、たまにしか使わないプラグインであれば、普段は無効化しておくのがオススメです。
以上になります。